脳学とは

脳学とは、短期記憶を長期記憶へと定着させるための学習用ツールです。

一般的に「短期記憶」とは、“数十秒から数分程度しか覚えていない記憶” “一度に記憶できる量は、時間で7秒(プラスマイナス)2秒程度”と言われています。
時間の経過と共に忘却してしまう記憶です。受験勉強の時に「あんなに頑張って覚えたのに、今ではちっとも思い出せない・・・」という記憶は短期記憶になります。

次に「長期記憶」とは、長い期間覚えていることのできる記憶で、忘れていたことであっても、何らかのきっかけで思い出すことができる記憶です。楽しかった日の出来事や感動した映画のシーンは何年たっても覚えているものです。
辞書を持たない幼い子供達は、普段目にするものや耳から聞こえる音によって、言葉を理解して話せるようになっていきます。このように覚えた言葉は年を重ねても簡単に忘れるものではありません。

脳学は、記憶しやすく加工された音声と印象深い画像を組み合わせた、独自の英会話修得メソッドです。
何よりも大事な“楽しんで憶える”に最大限配慮し、無理なく短期記憶を長期記憶へと移行・定着させる、それが脳学です。
“論より証拠”。デモンストレーションか14日間のお試し期間をご利用いただき体験してみて下さい。
間違える事を恥ずかしがらず、最初の第一声が口をついて出てくる、そんなあなたに“脳学”が変えてくれる事を願ってやみません。また、“脳学”が、世界をもっと身近に感じ、あなたの無限の可能性を探るスタートが切れる一助になれば、これ以上の喜びはありません。

記憶を定着させる方法

脳学の記憶を定着させる方法として、『その1 5つの記憶要素』 『その2 学習教材に4つの特長』 に大別できます。

その1.5つの記憶要素

1.エコー効果
エコーにより残響・音響効果(エフェクターによるディレイ音声)に奥行き・深みを持たせ、長期記憶への定着を図ります。
2.リハーサル効果
短期記憶内にある情報を、維持リハーサル及び視覚的・聴覚的リハーサルにより繰り返し取り出し、長期記憶への定着に導きます。 カテゴリー別の反復練習によりその可能性を高め、更に記憶度の弱い対象情報(該当単語・文章)を随意に集中リハーサルできます。
3.リズム効果
一定間隔(1.0秒~1.2秒)のメトロノームにより発話のタイミングを与え、又文節(チャンク)ごとにそれをリズムとして捉え、長期記憶へと導きます。
4. 感覚記憶
音声や画像を記憶する記憶です。画像と音声双方の情報を関連付けることにより、長期記憶へと移行させ易しくしています。
(記憶への引っ掛かりを多くします)
5. 右脳・左脳効果
母国語を左耳から聞くことにより右脳へ、又学習言語は右耳より聞く事で左脳へと、その働きを効率よく結びつけます。

その2. 学習教材の4つの特長

(1)4段階に加工された音声

  • 1. エコーステージ

    エコー処理された音声を母国語、学習言語の順に交互に聞きます。

  • 2. メトロノームステージ1

    メトロノームのリズムに合わせ学習言語を聞きます。
    リズムに合わせて聞こえてくる音声を発話します。
    (リプロダクション)

  • 3. メトロノームステージ2

    メトロノームのリズムに合わせ母国語・学習言語を聞きます。 リズムに合わせて聞こえてくる音声を発話します。(リプロダクション)
    一定レベルに達した後、聞こえて来る音声を即時追いかけて発話します。(シャドーイング)

  • 4. 全文ステージ

    1~3のステージによりチャンク分けされた文節を全体文章として再認識します。
    (話速1.6倍速を含む)

(2)音声の意味をイメージさせる画像

No.1
対応する言葉・文節に一枚ずつの画像(写真)を備えました。
No.2
一番印象に残るであろう画像の添付を心がけ、長期記憶へと移行することを目指しました。
No.3
会話に関しては、その状況・雰囲気にふさわしい画像を選択し、特に人物の表情に配慮しました。
No.4
画像を用いることにより、自分自身がその人物と置き換えられ、会話本来が持つ意味がより理解できるようにしました。
No.5
画像の並びにストーリー性を持たせ、楽しみながら習得できるよう心がけました。

(3)テキスト内容

No.1
初級から高校卒業程度を教材の範囲としました。
No.2
名詞・形容詞・会話文に大別し、会話文については、初級(ビギナーズ)・中級(アドバンスド)・頻繁に使用される言い回し(ユースフルフレイズィーズ)・状況別・ロケーション別としました。
No.3
名詞1,551語 形容詞637語 会話文3,285文節を網羅し、それぞれに画像を付与しました。
No.4
豊富な登場人物に名前を持たせ、より身近に感じられるようにしました。
No.5
幅広い年齢層の人物構成を心がけています。
No.6
会話に関してはできる限り受け答えを設け、男女間を中心に人の心の動きを重視しました。
No.7
会話は日常会話はもとより、勉強(学校)・プライベート・恋愛・会社関係など多様性を持たせました。

(4)文節(チャンク)分けの意義

No.1
初頭効果・親近効果による中落ちを防ぐため、各チャンクについては1.8秒から2.2秒の範囲としました。
No.2
会話文を最大3文節に細分化する事により、文節間の組み合わせの自由度が高まり、又その単独使用も可能となります。
特に重要と思われる慣用句並びに副詞等を1チャンクとしました。

脳学メソッドの効果の検証

(1)実験概要

No.1
日時:2009年5月28日,5月29日(学習実験)
No.2
時間:10:00a.m~17:00p.m 1日6時間 計12時間(学習時間)
No.3
場所:京都会館会議室
No.4
学習者:2グループ(各11名・無作為抽出による)
No.5
分類:
グループA(通訳グループ) 通訳養成講師による学習指導
グループB(脳学グループ) 脳学メソッドを使用しての各自のペースによる自習
No.6検証者:渡辺 美知子
(東京大学大学院新領域創成科学研究科 特任研究員)
渡辺 美知子博士のプロフィールはこちらPDF

(2)テスト内容

No.1
事前テスト
両グループに、英会話教材から抜粋した文を聞かせ、それをできるだけ正確に繰り返す再生テストを行なった(30点満点)。
No.2
2つの方法での学習
グループA(通訳グループ)には 脳学メソッド教材を用いて、通訳養成学校の講師による授業を受けていただいた。グループB(脳学グループ)には、脳学メソッドを利用し、各自のペースで自習をしていただいた。グループBでは、システムの操作法を教えるスタッフはいたが、教師はいなかった。
No.3
事後テスト
学習後、両グループに対し2種類の事後テストを実施した。一つは事前テストと同じ 内容のテスト(事後テスト1:30点満点)であり、もう一つは脳学用教材から抜粋したテスト(事後テスト2:60点満点)である。別途掲載図1に、事前テストと事後テスト1の得点がグループ別に示されている。2日間の学習後、再生テストの得点は両グループとも同様の伸びを見せている。図2には事前テストと 事後テスト2の偏差値の平均がグループ別に示されている。両グループ間で、事前テストの偏差値にも事後テスト2の偏差値にもほとんど差はないが、脳学グループの方に偏差値の上昇が観察された。

(3)テスト結果

(4)考察

以上の結果から、脳学メソッドによる語学学習には、プロの語学教師(通訳養成講師)に教わるのと同等、もしくはそれ以上の効果が期待できる。